《第1号議案》
マンションA、B、C鉄骨外階段及び最上階
ベランダ(5箇所)庇の修繕工事について
昨年、「マンション建物調査・診断」をマンション管理士会に依頼し、5月~7月末まで調査・診断に取り組みました。
その結果、下記の3箇所について修繕が必要との提言がありました。
(補修箇所について3箇所の提言)
1.外部階段の修繕工事は実施すべき状態。
2.A棟とB棟の最上階ベランダの庇(5箇所)は補修が必要。
3.A棟とB棟の間のエキスパンションジョイントの取替え工事も緊急を要する
工事ではないが検討が必要。
以上の3箇所のうち
1.外部階段の修繕工事
2.A棟とB棟の最上階ベランダの庇(5箇所)の補修
(901号室、1008号室、1009号室、1010号室、1201号室)
について早急に取り組みます。
3.A棟とB棟の間のエキスパンションジョイントの取替え工事
については、雨の日のエキスパンションジョイントの状況を見ながら工事の時期について検討していくこととします。
(1)鉄骨外階段工事について第26回通常総会で承認された内容
①専門家(一級建築士)に工事仕様の作成と工事管理を委託する。
②数社に見積りを依頼する。
③工事については特別修繕工事として修繕積立金の取り崩しで工事費用を支払う。
①工事仕様の作成と工事管理についてはマンション管理士会の㈱フォーコム一級建築士事務所の田口精一氏に依頼し、工事仕様の作成に当たっては工事費節減の考えから鉄骨外階段と最上階ベランダ庇工事を同時に工事する仕様とし、建設会社に見積り作成を依頼することにしました。
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②については松島建設工業㈱、㈱長崎土建工業所、㈱西海建設の三社に
依頼しました。
③については特別修繕工事費として1億3千280万円を予算として計上しました。
(2)見積もり金額と施工業者の選定について
A、B、C鉄骨外階段及び最上階ベランダの庇の修繕工事の見積りを依頼した三社の見積り金額と施工業者の選定について
建設会社名 見積り金額(税込) 年商(直近) 従業員数
松島建設工業㈱ 万円 1,082百万円 26名
㈱長崎土建工業所 万円 1,899百万円 31名
㈱ 西海建設 万円 8,611百万円 151名
上記のとおり、見積金額、会社の規模、年商と資料として提出のあったマンションの修繕工事の実績数等いずれも問題はないので、最も低い見積り金額を提示した㈱西海建設を施工会社とします。
(3)修繕工事の概要
①A、B、C外階段工事期間 H28.3.15 ~ H28.8.15(予定)
最上階ベランダ庇工事期間 H28.5初旬 ~ H28.7下旬
②今後30年間は修理しないでよいような、錆等腐食に強い工事内容とする。
・階段を囲む鉄製ルーバーはアルミ製のアルマイト加工に取り替え、フッソ焼付け塗装とします。パイプの間隔は現行通り10㎝以内の間隔とし、踊り場からは現在よりも近く、10㎝離すことにします。
・骨格となる柱梁の主要部の床との接点部(水掛かり部)は「電気(亜鉛犠牲)防食工法」とします。
・階段、踊り場の錆びはケレンし、錆の進行が激しい踊り場の中心の裏側の修繕は鉄板を切り取り、新しい鉄板を張ります。
③最上階ベランダ庇の修繕は漏水処理及びアルミカバーに取替えま
す。工事方法は屋上からの吊方式で実施します。
居室は通りませんのでお留守であっても工事は実施できます。
④以上の修繕工事概要につい承認された場合、管理組合員及び住人説明会を開催し、施工会社による工事全般の説明をおこないます。
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下記日程に、R階 集会室で開催します。
1回目3月12日(土) 19:00 ~
2回目3月13日(日) 13:00 ~
(4)経費の支払い
①修繕工事費は2回に分けて支払います。6月初旬に半額、工事終了後に残額を支払います。
②工事仕様作成及び工事管理費の支払いについて
修繕工事費の3%を支払います。3月に半額、工事終了後に残額を支払います。
《第2号議案》
NPO長崎県マンション管理組合連合会加入
について
NPO長崎県マンション管理組合連合会(以下長管連)の加入については第26回通常総会(H27.11.29)において、これまでの経緯から、退会することを提案し承認されました。
しかし、第26回通常総会(H27.11.29)では出席している組合員から加入していた方がいいとの意見が多数出されました。
この通常総会での意見を尊重し、「長管連」の加入については継続することとします。
(長管連加入の経過)
H23.11.27 第22回通常総会(H23.11.27)において加入のメリットがないと判断し一旦退会することを提案、承認された。
その後、長管連に退会届を提出に行った際「退会した場合、仲立ちをした大規模改修工事の10年目点検(H27.2)は保証できない。」と言われ「退会届」を保留とした。
H24.11.25 第23回通常総会(H24.11.25)において「退会届」を提出に行った経過を説明、10年目点検が終了するまでは加入を継続しておくことを提案し、承認された。
H27.3月に大規模改修工事10年目点検は完了した。
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H27.11.29 第26回通常総会(H27.11.29)において長管連を退会することを提案し承認された。
しかし、出席している組合員から
・長管連は全国管理組合にも加盟しており、長管連に加盟していれば全国のマンションに関する情報が入ってくる。
・退会を決議した時点と異なり、長管連は様々な活動をされている。
・基地局設置による収入にも課税されるという話が出ており、そうしたことについての情報も入ってくる。
・情勢が変わったということで退会が承認された過去の 決議を変更できないか。自分たちだけでは分からないことが多く、長管連に加入していることで管理組合の助けになる。
などの意見が多数出された。
議長が「出席されていない方々の意見もあるだろう。この場では提出された議案の採決をお願いしたい。」との発言があり、退会が採決された。
H28. 3. 6 加入期間の関係からH28.6.30をもって退会することとしていた。現在はまだ加入中なので、第26回通常総会(H27.11.29)で出された意見を尊重し、現在は加入をしていた方が有用との立場から加入を継続することを提案します。